妙高ゆきエビふるさと本舗 / お歳暮

お歳暮の起源

　歳暮とは年の暮れを指す言葉で、12月の季語にもされています。日本では、年の暮れに一年でお世話になった人に対し感謝を行う歳暮周りと呼ばれる年中行事が行われており、このときに贈り物が行われていました。その贈答品が「お歳暮」と呼ばれています。この行事は、「分家や他家へ嫁いだ人間が本家に集まり、先祖の霊を迎え、お供え物や贈り物をした」古来の習わしが起源とされています。これは日本独自・独特の文化です。

現在の「お歳暮」

　現在では、「歳暮」や「お歳暮」と言った場合、基本的には上記年末の贈答品のみを指します。本来は直接贈り先を訪問して手渡しする物でしたが、近年では百貨店や老舗、インターネット通販などから直送で相手方に送られることも多く一般的です。

　贈り物を持参しない場合、品物よりも早く届くように送り状を郵送します。送り状には日ごろのお礼や、お歳暮をお送りしたことをはっきりと書きます。

お歳暮の時期

　12月上旬から20日までに届くように贈られるものですが、地方により多少の差異があります。

　関東地方は比較的始まりが早く、12月に入ってすぐから。その他の地方では、12月10日過ぎから。という目安もありますが、お歳暮の開始時期は年々早まる傾向にあり、現在では12月の初旬から届き始める地方も多いようです。

　いずれの場合も12月20日まで(遅くとも25日頃まで)に届くように送られますが、「新巻鮭」や「数の子」などの年末年始用品であれば、より年末に近い方がむしろ望ましいと言えます。「妙高ゆきエビ」も年末年始のおめでたい席でお使いいただける品物ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

お歳暮の選び方

　新年を迎えるために必要なものが贈られることが多く、あとに残らない実用的な品物で日持ちのするもの、場所をとらないものが好ましいとされています。

「おくりたいもの」として人気なものは、「ビールやコーヒーなどの嗜好飲料」「産直の生鮮食品」「ハムやソーセージなど保存の利く肉類」「調味料・食料油」等があります。「もらいたいもの」として人気なものは、「商品券」「ビール」「産直の生鮮食品」などが多く挙げられるようです。

お送りするお相手

両親・親戚	離れて暮らしている両親や、既婚者であれば双方の実家・親戚に。
仲人	挙式の際の頼まれ仲人の場合は3年で良いとされています。
友人・知人	友人や知人に贈る風習は近年広まってきたものです。
勤務先の上司・取引先	最近では受取を辞退したり、贈答自体を禁止されている企業も多いので注意が必要です。
恩師・習い事の先生	生徒数人で出し合ってお贈りする形も有ります。

※日ごろお世話になっていてお礼をしたい人、感謝を伝えたい人、義理のある人への心づくしをお贈りするものなので、必ずしも上記に厳密でなくても問題はありません。

金額の目安・相場

　相手方との関係・お世話になっている度合いで変わってくるものであるため、「この間柄ならばいくら」という明確な決まりはありません。贈る側・贈られる側の年齢によっても上下があるようです。3000円から5000円程度が一般的と言われていますが、目上の方にお贈りする場合には、できれば5000円以上にするのが望ましいとされ、習い事の先生やお世話になった近所の方などへお贈りする場合は3000円から4000円程度が適当であると言われます。

　必要以上に高価なお歳暮はかえって相手方の負担にもなり、失礼になってしまうこともありますので、相手の好みを考えて選ぶのが最適です。

※相場とされる金額はあくまでも目安に過ぎないため、気持ちが相手に伝わるよう互いの関係に応じて設定しましょう。